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仕事帰りのいつもの道では、桜が満開でした。王子駅の近くの公園です。
今年は肌寒い日が続いていましたが、桜はちゃんと花を咲かせるのですね。
桜の開花をめぐって、こんなに
大騒ぎするのは、日本人だけか
もしれません。 桜は日本人の
歴史や精神世界、文化と深く結
びついた特別な花なのですね。
平安時代から桜を詠んだ和歌
も多い。江戸時代の奉行所を舞
台にしたあの「遠山の金さん」の
背中に描かれていたのも桜吹
雪でした。こどもの頃、祖父と一
緒によくあのドラマを見ていて、
決め台詞のシーンでは二人し
て盛り上がったっけ。
歌舞伎でも、桜の幕が使われ
います。やっぱりあの派手な感
じがいいのかな?
でも、その一方で、散りゆく桜に美しさを重ねた悲劇があったことも忘れられません。
儚いようでいて、散り際に見せるあの激しさ。その中に立っていると、あまりの派手さに圧倒されて、
目がまわるような、怖ろしさすら感じてしまいます。闇夜に真っ白く浮かび上がる夜桜も神秘的で、
どことなく妖しさを秘めている気がして、ゾクっとしてしまいます。 「桜の木の下には死体が埋まって
いる」なんていう話もあったけ。やっぱり桜にはすごい存在感というか、物語性というか、他の花には
ない力があるような気がする。きれいなだけじゃないところが、きっと特別なんだろうな。
・・・と桜の下を通りながら、色々考えてしまいました。
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